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食費・買い物の節約 · 公開日

食費の平均はいくら?4人家族・2人暮らし・一人暮らしの比べ方

Mani編集部

総務省の家計調査(2025年)で見る食費の平均。一人暮らし44,659円、2人79,340円、4人家族103,384円など人数別の金額と、外食や給食費を含めた比べ方、家計に合う予算の決め方を紹介します。

日本の家庭の食卓に、ご飯やみそ汁、焼き魚、野菜のおかずが並んでいます。

食費の平均とわが家を比べるなら、まずは外食や家族の昼食代まで足した1か月分を出してみて。スーパーで買った食材代に、家の外で食べた分も加えるのが最初の一歩です。

この記事で比べるのは、贈答用や接待用の食品を交際費に分ける「用途分類」の食費。総務省の家計調査(2025年)によると、月平均は一人暮らしで44,659円、2人暮らしで79,340円、4人家族で103,384円です。一人暮らしの49,321円という平均もありますが、これは食品を含める範囲が異なる「品目分類」の数字です。

2025年の平均食費と、数字に含まれるもの

用途分類の食費には、米やパン、肉、野菜に加え、総菜・弁当などの調理食品、お菓子、飲み物、お酒、外食まで入ります。家計簿からも、この範囲の支出を拾って比べます。

品目分類の平均は、二人以上の世帯で月94,895円、単身世帯で49,321円。贈り物として買った食品も食料に含めた数字です(総務省統計局「家計調査報告・2025年平均結果の概要」表Ⅱ-1-2)。用途分類の人数別平均とは分けて読みましょう。「二人以上」には、2人、3人、4人など、人数の異なる世帯が入っています。

たとえば贈答用の菓子折りは、品目分類なら食料、用途分類なら交際費です。この記事の表と比べるときは、贈答用や接待用の食品代を食費から分けておいて(総務省統計局「収支項目分類の基本原則」)。

別の記事と平均額が違っていたら、調査年、世帯人数、品目分類か用途分類かを見比べます。金額の違いをたどるには、この三つをそろえるのが近道です。

4人家族・2人暮らしは「世帯人員別」の表で比べる

4人家族は4人世帯の欄、2人暮らしは2人世帯の欄を見ます。「二人以上」の平均と、2人暮らしの平均は区別を。

下の表は、2025年・第3-1表「世帯人員別」と単身世帯・第1表の人数別平均をまとめたものです。どちらも、贈答用の食品を交際費に分ける用途分類で集計されています。

世帯人員 食料(月平均) うち外食 うち調理食品 うち菓子類
一人暮らし 44,659円 9,761円 8,289円 3,799円
2人 79,340円 10,805円 12,044円 6,534円
3人 92,240円 14,899円 14,073円 8,076円
4人 103,384円 20,472円 14,133円 10,152円
5人 112,019円 21,459円 15,742円 11,584円

(総務省統計局 家計調査 2025年・用途分類。二人以上の世帯は第3-1表、一人暮らしは単身世帯第1表。外食・調理食品・菓子類は食料の内訳で、総額に含まれます)

人数の次は、年齢と働き方にも目を向けてみてください。2人世帯の世帯主は平均68.5歳で、65歳以上の人が平均1.24人います。高齢者を含む世帯の支出も反映された金額です。世帯主が60歳未満の勤労者世帯に絞ると、2人の食料は76,880円、外食は17,642円に増えます。世帯主が60歳未満で会社などに勤める2人暮らしなら、この金額とも照らし合わせます。

4人世帯の18歳未満の人数は平均1.31人。「夫婦と子ども2人」以外の家庭も含む平均です。また、外食20,472円には学校給食の1,655円が入っています。家計簿を開くときは、給食費も手元に用意しておくと比べやすくなります。

4人家族も、世帯主の年齢や働き方に合う数字を選びましょう。世帯主が60歳未満で会社などに勤めている家庭なら、月平均102,491円が比較先になります(第3-1表の「勤労(60歳未満)」シート)。表の4人世帯全体の103,384円と差があるのは、集計対象が異なるためです。

「勤労者世帯」は、世帯主が会社などに雇われて勤めている世帯のこと。共働き世帯だけの数字ではありません(総務省統計局「用語の解説」)。

夫婦と幼い子ども2人の家庭と、大人4人の家庭では、同じ人数でも食卓が違います。わが家に合う食費を考えるときは、家族の年齢に加え、平日の昼食をどこで食べているかも書き出してみます。

一人暮らしの数字には、学生の単身世帯は含まれていません。大学進学で初めて一人暮らしをする子どもの予算は、学食や自炊の予定から組み立てます。仕送り額を考えるときも、全国平均より本人の食生活を軸にしましょう。

家計簿に足したい昼食代、分けておきたい日用品

まずは1か月分の支出を手元に集めて。スーパーのレシート、家族が別々に払った昼食代、ネットスーパーの注文履歴、飲食店の支払いを順に拾います。

夫の昼食代を小遣い、休日の外食をレジャー費にしている家庭は、その分も比較用の食費に加えます。ただし、家計全体では二重に数えないように。カードの利用明細とレシートが同じ買い物なら、集計は一度だけにします。

別の口座から払っている学校給食費も足しておきます。家計調査では、給食は食料のうち「外食」に入るためです。給食を除いて比べるなら、統計側と家計簿側の両方から引きます(総務省統計局「収支項目分類の基本原則」)。

食品と一緒に買ったラップや洗剤は、レシートを見ながら分けていきます。食品として何にいくら払ったかがそろうと、平均との差も読み取りやすくなります。

平均より高かったら、予算はどう決める?

平均は、調査した世帯の支出をならした数字です。わが家の予算は、手取り収入を出し、住居費などの支払いと貯蓄予定額を確かめるところから。食費に回せる額を考え、実際の支出との差を見て、変えるものを探します。

ここで振り返りたいのは、買った目的です。弁当を作らない日の昼食、帰宅が遅くなる日の総菜、休日の家族との外食。同じ「買って食べる」支出でも、減らすと困るものは家庭ごとに違います。

先に手をつけるなら、予定していなかった買い物。レシートを広げて印をつけてみてください。家にあるのを忘れて買ったドレッシング、食べる日を決めずに買った大袋のパンなどです。食事の量を削る前に、重複や買いすぎを見直しましょう。

お菓子や外食を減らすときも、わが家の買い方から一つ決めます。買い物のたびにお菓子を追加していたら、出かける前に家の在庫を確認。外食に行く日は、先に家族で決めておきます。回数を考えるときは、自分の家の実績を目安にしてください。

米や調味料をまとめて買った月、来客のあった月は、家計簿に理由をひと言添えておきます。翌月に見返すときは金額と一緒に、食材が余らなかったか、食事づくりの負担が増えすぎなかったかも振り返ると、続けやすい予算を考えられます。

食べずに捨てたものは、レシートとは別に記録する

家庭から出た食品ロスは、2024年度で約224万トンに上ります(環境省の2024年度推計)。わが家の買いすぎを振り返るには、レシートに加えて、食べずに捨てた食品の記録も残しておきます。

冷蔵庫に保存した野菜やおかずを確認し、透明な保存容器を手前に取り出しています。

使い切れず処分したら、品名と理由を短くメモ。「葉物野菜が冷蔵庫の奥に隠れていた」「開封済みの豆腐を忘れていた」など、次の買い方やしまい方につながる言葉で書きます。

買い物前には冷蔵庫や食品庫を開け、必要なものをメモするか写真に撮っておきます(消費者庁「お家で食品ロスを減らすには」)。特売品を手に取ったら、値段と一緒に、使う日と食べ切れる量も確かめて。

消費者庁が説明する消費期限は、過ぎたら食べないほうがよい期限。賞味期限はおいしく食べられる期限です。どちらも未開封で、表示どおりに保存した場合の期限を指します。開封後は期限にかかわらず早めに食べ切ってください。節約のために、傷んだ食品を無理に食べることは避けましょう。

次の買い物に出る前に、捨てた食品のメモを見返してみてください。いつも余るものは買いすぎない。その一手を、食費の見直しにつなげていきます。

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